悠々自適に音楽語り

バロック以前から現代まで。好きな作品や隠れた名曲を紹介します。

グランドピアノの録音(宅録)について考える part.1 - 機材環境

当方バイトもしていない大学生なもので、マイク等お金のかかる分野についてはかなり厳しい。

そこで、可能な限り廉価に、かつ高音質に録音する方法を1年と少し前から研究・実験しているのです。

現段階では、2本セットで10000円以下のコンデンサーマイクを使っていても、マイクの位置などを工夫する事でそこそこの音質で撮れると感じています。

という事で極力安く揃える。

高価な機材を使えばそりゃ音質も良くなるんでしょうけど、設置を工夫する事はお金をかける事より大きな利益を齎してくれるはず。

とりあえず現在の私の録音環境ははっきりさせておきましょう。

オーディオインターフェース系がBehringer XENYX302USBとBehringer UMC204HD。

マイクはBehringer C-2(2本組みコンデンサー)、AKG D5(ダイナミック)の二種類です。

価格は順に6000円程度、9000円程度、7000円程度、7000円程度。加えてマイクスタンドで5000円ほど。

合計で34000円程度。うち、録音に使っていない物を除外すると21000円ほどです。

決して安くはありませんが、録音という事を考えるとかなり安い部類だと思います。

 やはり廉価に抑えたいのならBehringerはとても良い。安くて品質が安定している。庶民の味方って感じ。

ケーブルは500円程度のXLRケーブル2本。最近接触が悪いので、1000円ちょっとの物に交換しようとも考えてます。

せっかくなら20000円程度のマイクも欲しいのですがお金が無い。却下。

  

まず録音するために絶対に必要な物はマイク。

webカメラのマイクはさすがに音質が悪すぎるし、高価なビデオカメラなら悪くない事もあるがマイクの位置を調整出来ないのがあまりにも致命的。

という事で最低でも1本、出来れば2本以上は準備したい。

ダイナミックかコンデンサーのどちらにするかですが、多少高価なダイナミックよりは安価なコンデンサーの方が良いと思います。

管理は面倒ですが、強い衝撃を与えなければ大丈夫。湿度に関しても、録音するピアノと一緒に置いておけば然程問題ありません。

安ければ、壊れても買い替えるという選択が出来ます。これは大きい。

という事で、今回は現在の私の環境と同じコンデンサ2本を前提に話をすすめよう。

頑張れば6000円くらいで揃うかな…まあ予算1万円としましょう。

 

コンデンサマイクを使う場合、ファンタム電源が必要。

ケーブルもXLRなので、オーディオIFは必須。端子が二つ以上あって、ファンタム電源に対応出来て…それ以外に必須条件はありません。

この程度の機器なら1万円あれば買えます。選択肢はほぼありませんが。

音質も拘りたいが、当然金額も上がり1万円を越えてくるのでそこは予算と相談。

こちらも予算1万円。

 

マイクの位置を調整したいので、それなりに自由に動かせるスタンドが欲しい。

自作もアリですが、業界標準の物が5000円程度で買えます。予算6000円ほどでまあ足りるでしょう。

 

ここまでの予算26000円。3万円以下です。

まあ3万円なら学生でも出せるんじゃないでしょうか。バイトすれば1,2ヶ月で十分足りる金額です。

ランクアップさせるならまずケーブルを少しだけ、次にマイクの数を増やして、次にオーディオIF、最後にマイクの品質でしょうか。

マイクは5~7本ほどあると便利に使えそう。オフマイクとオンマイクとか…

でもその分スタンドも必要になるので辛いですね

 

 次回はマイクの設置。

実際にピアノを使って解説をしたいので、録音にかかる時間やピアノのある家にいる期間の問題の関係で更新は遅くなりそうです。